震災やら円高やらでメーカーさんの海外進出に加速がかかり、最近、『登記簿謄本』の翻訳依頼が増えています。
ところで、一般に『登記簿謄本』と呼ばれるこの書類。
実際の文書には、『履歴事項全部証明書』と記載されています。
何気に、ググってみると。。。
『登記簿謄本』というのは、会社の登記を紙でできた「登記簿」に記載していた頃の呼称で、「登記簿」の全部の写しのことを「登記簿謄本」、一部の写しのことを「登記簿抄本」といいます。
現在では、紙の登記簿ではなく、コンピューターにデータで記録しています。
その登記事項の経緯全てを印刷したものが「履歴事項全部証明書」です。
一方、現在生きている事項のみを印刷したものは「現在事項全部証明書」と呼ばれます。
この2種類の証明書が、従来の登記簿謄本の代わりということです。
(2012年3月26日)